< 娘の運動会に行ってきた日の記録 >
今日は、娘の運動会だった。
離婚してから、
こういう行事に行く度に、
胸の奥がざわつく。
久しぶりに会った娘は、
少し照れながら笑っていた。
「久しぶりだね!元気してた?
パパはずっと味方だからね」
そう伝えた。
その勢いで抱っこしようとしたら、
「パパ、ここではダメだよ笑」
って、恥ずかしそうに笑われた。
まだ小学2年生なのに、
ちゃんと周りを見て、
空気を読んでいるんだなと思った。
運動会の途中でも、
僕の方をチラチラ見て、手を振ってくれる。
その姿が愛おしくてたまらなかった。
その度に泣きそうになる自分を一生懸命抑えていた。
でも、
運動会が終わって、
元嫁と娘とファミレスに行った時は違った。
娘は、ずっとベタベタ甘えてきた。
嬉しかった。
本当に嬉しかった。
でもその反面、
苦しかった。
「本当なら、
もっと普通に家族として過ごせていたのかな」
帰り道、
ずっとそんな事を考えていた。
家族でご飯を食べたり、
旅行に行ったり、
何気ない日常を一緒に過ごしたり。
誰かにとっては当たり前の事を、
娘には当たり前にしてあげられなかった。
それが、
どうしても苦しい。
どっちが悪いとか、
そんな話じゃない。
この現実を作った一端に、
自分もいる。
だから、
後悔が消えない。
なんで、
あんな小さな娘が、
胸を痛めなきゃいけなかったんだろう。
そう思うと、
本当に申し訳なくなる。
でも今日、
娘は笑ってくれた。
甘えてくれた。
「パパ」
って呼んでくれた。
その時間だけは、
ちゃんと心に残しておきたい。
離婚した過去は消せない。
普通の家族には、
もう戻れないのかもしれない。
それでも、
これから先も、
「パパはずっと味方だからね」
この言葉だけは、
ちゃんと伝え続けたいと思う。
普通の形には戻れなくても、
娘が「愛されていた」と感じられる父ではいたい。
今日の気持ちを、忘れないように残しておく。