今日、仕事から帰ってきて、お風呂に入り、ようやく一息ついた。
先日、息子が大会のお土産として買ってきてくれたお菓子。
「あとでゆっくり食べよう。」
そう思って大切に置いていた。
今日、ようやく箱を開けようとした。
でも、包装を見つめた瞬間、手が止まった。
「何を買うか」より、「誰を思って選んだか」
ふと思った。
このお土産を選んでいる時、息子は何を考えていたんだろう。
「パパ、これ好きかな。」
「喜んでくれるかな。」
そんなことを考えながら選んでくれたのかもしれない。
そう思った瞬間、涙が止まらなくなった。
お菓子が嬉しかったわけじゃない。
その時間と想いが嬉しかった。
僕のことを思い浮かべながら、お店で悩んでくれたと思う。
その気持ちが何より嬉しかった。
家族の形は変わっても
離婚して、家族の形は変わった。
一緒に暮らしてはいない。
でも、息子との親子の時間までなくなったわけじゃなかった。
先日も、息子は
「パパに買ってきたんだ。」
と嬉しそうに渡してくれた。
あの時も嬉しかった。
でも今日、一人になって箱を開けようとした時、その言葉の重みが心に押し寄せてきた。
父親として、一番幸せだった瞬間
人は高価な物をもらうと嬉しい。
でも、本当に心を動かされるのは値段じゃない。
誰かが、自分のことを思いながら選んでくれた時間と想いなんだ。
その時間も想いも、お金では買えない。
今日、僕は改めて思った。
この子の父親でよかった。
そう思わせてくれたのは、一箱のお土産だった。
最後に
人生には、忘れられない贈り物がある。
それは高価なブランド品でも、豪華なプレゼントでもない。
「パパ、喜んでくれるかな。」
その気持ちが詰まった、小さなお土産だった。
僕はきっと、この味を一生忘れない。